2015年11月2日月曜日

10月26日の活動レポート

◎内容
①HCD-netの報告
②九州大WS
③和波さんWS

今回は株式会社ディー・エヌ・エーに所属されている和波里翠さんにお越しいただき、講義も交えたグラフィックレコーディングのワークショップを行いました。
未来デザイン研究会の8割程度のメンバーが参加し、グラフィックレコーディングの基本に触れるワーク内容に、普段レコーディングを行わない学生も楽しんで参加しているようでした。



ワークショップ前にここ一週間の活動報告を各学生から報告しました。HCD-Netにてグラフィックレコーディングの手伝いを行った2年の小野寺と水谷に感想を話してもらいました。
小野寺は懇親会の際、浅野先生から「インターンはどこにいくの?」と聞かれ、自己分析から目を背けていたせいで自分のしたいことが言い出せずあまり会話できなかったことをとても後悔した。これからは自分が楽しかったことや嬉しかったことを振り返り、自分のしたいことを見つけインターンに向けて考えていきたいと思ったとを話してくれました。

水谷から今回のHCD-Netは旅をテーマにしたWSだったため、熊本の合宿やUX名古屋に行った経験も含め「良い旅ってなんだろう?」と考えることができた、との話がありました。

私は小野寺の話を聞き、私も自身の自己分析をしていないことに気づき、将来に向けて「自分のしたいことはなんなのか」改めて考える時期になってきたと感じました。





次に福士先輩からもグラフィックレコーディングに関してのお話がありました。現在、UXJapanフォーラムの前日に常葉大学、成安造形大学、九州産業大学の三校でグラフィックレコーディングのワークショップを行う予定です。ワークショップ開催に関して参加校で事前に打ち合わせを重ねるうちに、三校 それぞれのゴールや考えを統一するために本気で議論し合ったことで、未来研もそんな環境になってほしいと考えるようになったとお話されました。

また、安武先生からは常葉大学ビジュアルデザインコースに所属している4年生の内定がほぼ100%になったことに添えて、経験を積み重ねた人は結果が出ているとのお話がありました。
しかし、経験を積み重ねるためには普段やっていることに「今何のためにやっているのか?」「何が自分のためになるのか?」という引いた目線で見ないと目の前の作業だけに集中してしまうというという厳しいコメントをいただきました。
これを聞いて私たちも結果を出すためには未来研の活動に限らず、課題をやるときでも「この課題はなんのためにやっているのか」を引いた目線で作業中に見直す必要があると感じました。

一連の活動報告が終わったところで、和波さんのワークショップにはいりました。ペンの準備やチーム分けなどの作業が部活前に終了しているあたり、今回の実行係である望月会長と2年の濱西には感心するばかりです。




ワークショップを行う前に和波さん自身のキャリアについてお話いただきました。
その中で和波さんは「なぜ自分はサービスデザインをやりたいと思ったか」という自分の経験をもとに、今までの変遷について説明されていました。また、常葉学生の何人かとはグラフィックレコーディングでの繋がりがあったため、デザイン以外でもなぜグラフィックレコーディングを行っているのか、ということに関してもお話していただきました。



和波さんは「これからは社会の問題を解決するためには様々な人たちが関わっていかなければなりませんが、人はそれぞれが違う価値を持っています。
その時にグラフィックレコーディングが通訳のような存在になれると私は考えています。グラフィックレコーディングの特徴である「わからないものをわかるようにする」という点は他のデザインにも共通する特徴です。このことから私はグラフィックレコーディングが自身で一番やりたかったことである”思いの見える化”に近づくのではないかと思い、グラフィックレコーディングをデザイナーの仕事とは別に個人の活動としてやってます。
そして私は新しい価値を見出すためには思いの見える化が重要だと思っているのでわたしはデザイナーをやっています。」とおっしゃっていました。

その後グラフィックレコーディングのワークショップに入りました。
初めは簡単な文章を絵にするところから始まり、最後は日本昔話の舌切り雀を聞きながら話しの流れ構造化をしていきました。
グラフィックレコーディング初心者もいた中、舌切り雀では矢印で話しの流れがわかるようにしていた人もいれば登場人物の感情を描いている人もいてそれぞれの個性が光るものとなり、みんなとても楽しんでいたようです。
今回のワークショップでは構造化することの簡単なルールや構造化することの面白さなどを知ることができました。







私は授業や部活を通してサービスデザインについて従来とのサービスの違いやサービスデザインの手法などにについて学んでいますが実際それをどう就活に移していけばいいのかイメージができませんでした。しかし、和波さんの具体的な経験談のお話はこれから自分の将来を決める上で一つの指針としてとても参考になりました。
また、今回の和波さんのお話から、これから色々な分野とか変わっていくであろう社会において、他人と価値を共有するということは必要不可欠であるとすると、共有する相手の思いを”見える化する”ということに改めて重要性を感じます。自分が学んでいるものはその一端を担っていると考えるととても自信がつきました。

今回のワークショップを通して、私はまず自分自身の考えを”見える化”し、自分のやりたいことのために必要なものは何か自己分析をアウトプットするところから始めてみようと思いました。





2年ビジュアル:田尾柚花







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