2015年2月25日水曜日

2月23日活動レポート

◎内容
①展示会振り返り
a.オープニングパーティー
・ムービー
・感想(広沢.田尾.木田)
b.報告班(坂野)
・アンケート集計
・報告書
②今年度総括
・決算報告(前島)
・1年間通しての振り返り(3年)
③来年度執行部より


いよいよ平成26年度最後の活動でした。そのため、今年度の活動の総括と来年度の方針が主題となりました。

 まずは展示会の振り返りから。
 広沢.田尾.木田の三人がオープニングパーティーや展示会で感じたことや改めて気づいたことを話してくれました。
 部活として社会人と関わる機会があるというのは貴重なことであり、これからも学年ごとの社会との関わり方考え、実行してほしいという意見にまとまりました。さらに、社会人の方々から研究していることに対して大きく評価されているというアンケート結果に対して私達はどのように活用できるのか今後の問題となりそうです。
 今年度の総括ではこの1年間未来研引っ張ってきた3年生から率直な意見をいただきました。
 率直すぎる意見に思わず3年生が目を背ける場面もありましたが、執行部として部活をまとめることへの苦悩や後輩達への激励を語ってくれました。

 本音で話し合う大切さや1つの組織として自分だけの役割をやりこなすのみではないこと、部活としての学びへの姿勢など今まで後輩に見せてこなかった等身大の姿を拝見できたように思います。
 また、先生からは未来研の今年度の立ち位置をお話いただきました。
 そして2年生からは来年度の方針の説明がありました。
今年度は1.2年生と3.4年生が分かれたチームで研究を行うことが多かったため、来年度は全学年が一緒に研究を行う方針となります。つまり、組織としての関係を強化し、部内でお互いに教え合って学ぶという形となります。
これによってどのような活動になるのかはまだわかりませんが、更なる進化をしていけたらと思います。
さらに、ずっと未来研を見守ってくださった西村奏美会長からもお話をいただきました。
未来研の名前を広めた第一人者である会長ですが、後輩に対する素直な気持ちを語ってくださいました。

今年度の活動が今回で終了というのは未だに実感が沸きませんが、来年度も名に恥じないよう発展していきたいと考えておりますので、これからも私たちが築き上げる未来研をよろしくお願いします!


ビジュアルデザインコース2年:松田美沙

2015年2月9日月曜日

7つの情報デザインの試み オープニングパーティー レポート

2月7日、ICNspaceにて7つの情報デザインの試みオープニングパーティーが17時より行われました。




その前に一部の部員は搬入、準備をしました。

バナー、パネル、受付設営、プロジェクター、机椅子設営、映像班に分かれ展示会の準備を行いました。

得にバナーの取り付けは予想以上に難航しました。全て同じ高さ、間隔にするため、メジャーで測りながら取り付けます。バナーの穴にテグスを通して高い所から吊るすため、はしごの上に乗って作業を行いました。なかなか重労働です。

また受付設営では、お客様がパンフレットをもらった時にどんな渡し方ならいいかと試行錯誤しながら考え、デモンストレーションも行いました。











17時からオープニングパーティーの受付開始予定でしたが、早くから会場の入り口に来場者の皆様がお集り下さいました。オープニングパーティーが始まるまでの少しの間、来場者の方々に部員から積極的に展示物の説明をさせていただきました。さすがの三年生、自ら社会人の方に説明しにいっている姿が見受けられました。





定刻になり、オープニングパーティーが始まりました。
司会は一年生の広沢が進行します。



会場の後方では一年生が講演の内容をRTDしていました!





まず安武先生から「情報デザインの学びについて」お話いただきました。今求められていることとして①未来に活かすことができる研究、②地域に貢献できる人材育成。すなわちUXデザインだとおっしゃってました。ここでマイクが壊れるハプニングが…!会場からは笑いが起き、少し皆様の緊張もほぐれたかに思います。

この展示会を行う狙いとして①共同研究の営業のきっかけづくり②社会人の方から知見をいただく。そのことによって今後未来デザイン研究会がもっと発展し学ぶことができます。

次にリアルタイムドキュメンテーションとグラフィックレコーディング今について安武先生、西村奏美先輩、望月香那先輩、樽本真希先輩がトークセッションを行いました。







RTDの意義は議論の速度を早める事、問題点を明らかにすること、概念の可視化や合意形成の促進。第三者の目で会議を記録することによって話の内容や議論の焦点化、を振り返ることができます。またファシリテーションをすることによりどこが重要なポイントだったのか、どこで議論が停滞したのかを指摘し次の会議の改善点の把握にも繋がります。



活動事例として京都大学デザインスクールでおこなわれた「ヘルスケアのデザイン」のグラフィックレコーディングやcord for japanでのグラフィックレコーディングなどが挙げられます。

ここで安武先生からいくつか質問
Q.「RTDは役に立つか?」
西村先輩「わかりやすくするために地図を書いたところ、この地図を見ながら話をしてくださいました。ちょっとした事で議論の中心になったり話の発信源になることができます。」
望月先輩「専門用語の説明を書いておくことで、理解の促進に繋がるります。質問等も絵で現すことで聞き逃した情報を知ることができます。」




Q.「グラフィックレコーディングでの議事進行、合意形成については?」

樽本先輩「私が挑戦したのは一目見て、単語やグラフィックでその話の内容がわかるよう重視して作成しました。書くことで話の内容を再確認できたり、社会人と学生の意見の食い違いを絵を書くことによって確認し合うことができます。」







ここでお越し頂いた来場者の方からご質問。
Q「第三者としてGRするのと関係者としてGRするのと感じ方の違いは?」

これについて、西村先輩から回答がありました。
「圧倒的に違うと思ったのは話の流れが予測できるかできないかだと考えられます。UX shizuokaでは安武先生に確認し話の流れを予測できたが第三者として見ていると話の解決の仕方がわからなかったり終着点はどこなのだろうと思うときもありました。逆に関係者だった場合、中に入ってしまい話を導くようにしてしまうこともありました。第三者の方がユーザー目線、初めて話を聞く人の立場になって話を記録することができ、例えば講演会の場などで講演者の考えていることと聴講者の感じたことの違いを指摘することができ次回の講演はどのポイントを掘り下げて話すだとかの目安になると言えます。」


次にシビックプライド研究にてわかったことについて発表。
現シビックプライド研究会メンバーの福士夏季さん、松田美沙さん、渡邊美楓さんがトークセッションを行いました。





まず、シビックプライドとは何かと今までの活動についての説明です。
これまではワークショップをおこなったりウェブサイトを開設しました。そして今年は静岡市民の方に自分の街に対する誇りや愛着を直接取材させていただきいただいたエピソードと写真を添えて1枚のポスターを作成しグランシップにて3日間展示会をしました。来場者の皆様と静岡の誇りについて意見交換することができ、より静岡に対して愛着が湧いたという方や静岡にもこんないいところあったんだ!と愛着を再確認した方もいらっしゃいました。

今回は50件のうちから5件のエピソードについて紹介させていただきました。柿田川の水や清水エスパルスの試合、用宗海岸から見た景色、静岡のあったかい人柄などです。

市民の方に取材させていただいて気付いたことは、行政が推してる歴史や公共施設に関するものよりも自然や風土、生活の一瞬に対して誇りに思っている方が多いということです。このようにシビックプライドが重要だということは企業の方も気づき始めています。新たな取り組みもはじまろうとしています。







ここで初期シビックプライド研究会の杉田さんからお言葉を頂きました。
杉田先輩は海外で行われているアムステルダムのシビックプライドの取り組みを見て興味を持ったそうです。まだ日本や静岡では取り組まれてこなかったシビックプライド。静岡の誇りはどこにあるのかを見つけるための手段としてアクティップという地図を作成いたしました。杉田先輩達の活動は1年間で終わりましたが未来につなげるべきだと思っていたそうです。





続いて森先生から「これまでのデザインとこれからのデザイン」についてのお話。




ICTの発達で変化したことは情報のスピードと量。変化していないことは相手が人だということ、広告を見たいという消費者はいないということです。それまでは情報の発信に時間や手間がかかっていましたが今ではインターネットやSNSの発達により誰でもすぐに商法を発信することができるようになりました。例えばあるお店のメルマガでも文章だったのが動画を添付されるようになりより正確でリアルな情報提供がされるようになり社員自らが情報を発信することができます。ここで森先生は文章にも注目されました。最初のメールの宛名が<〜のお客様へ>という表記が<〜の大切なお客様へ>というちょっとした言葉を添えることがコミュニケーションで大事なことなのだとおっしゃっていました。そしてこれから静岡の企業で大事なことは?答えはdiversity、すなわち多様性。いろんなところから知見をいただいたり、実際に現地に赴き新しいことを取り入れたりします。企業人が新しい事業を起こすために必要な行動は?とのことで、これからも続いていたことがこれからも続いていくと思ってない?今日という一日をもっと大切に!と述べていました。




ここで森先生は「麹」という言葉についてお話されました。熟成は味の旨味を自分自身で引き立てる。発酵は外部からの微生物の吸収によって行われます。ここで自分の旨味、すなわち長所や特徴はなんなのか考えます。発酵は安武先生からのご指導、熟成が私たち自身の力で、熟成を重ねどんどん自分の旨味を引き立てていこうと思いました。そして日本の言葉、日本語のデザインをしていくのが未来デザインについて大事なことなのだとおっしゃっていました。

皆さんメモを片手に真剣に話を聞いていました。




オープニングパーティーが終わってからは各自ドリンクを片手にフリートーク。
UX,やRTDでお世話になった方や未来デザイン研究会OBの先輩、就職先の上司の方など社会人の方を意見交換やアドバイスを頂くことができたと思います。そんな中私が頂いたご意見をいくつかご紹介します。







・プレゼンは伝えるんじゃなくて伝えて、その伝えた相手を動かすことが大事。プレゼンというとスクリーン用意してマック用意してと、お固いイメージがあるがクロッキー帳さえあればプレゼンはできる。
・視覚だけじゃなくて五感で感じることが大事。展示会を行う際でも、ただ展示物を並べているだけじゃ意味がない。実際に主催者と来場者が話し、意見交換することでよりよいものが築ける。展示物はコミュニケーションのツールである。話をすること意外にも、香りや音楽、BGMなど嗅覚や視覚を人は印象に残りやすい。静岡市のブランディングでもとりいれてみたらどうか。例えば、静岡の海沿いの街の独特な塩の香りだったりなど。
・冊子をつくって終わりではない。冊子はただの報告書にすぎない。重要なのはこの冊子を使ってどうビジネスに影響させるか。


全体を通してややラフな感じもあればしっかりと意見交換を交わすしっかりとした感じもあったような印象を受けます。1〜3年生がそれぞれの役割をこなし、積極的に学ぶ姿が見受けられたと思います。ここで得た経験と、意見と共に新たな学び、発見ができるのではないか、そう思えた一日でした。

この度はご来場いただき誠にありがとうございます。
これまでの研究や勉強の成果を実際にいろんな方に見て頂き、意見交換ができたことが部員にとっても大きな収穫になった事と思います。
この展示会は下記の日程で行われておりますのでお時間ありましたら是非お越し下さいませ。


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「七つの情報デザインの試み展」
開催日:
2015年2月7日(土) - 2月13日(金)
時間:
11:00 - 21:00(日曜日は17:00まで)
作家在店予定:
8日(日) 11:00-17:00
9日(月) 定休日
10日(火)- 12日(木) 11:00-18:00 (展示は21:00まで)
13日(金) 11:00-16:00
*10日から12日の間は、作家在店時間外も21:00まで展示をご覧いただけます。

場所 :
〒420-0035 静岡県静岡市葵区七間町5-8 ミライエ七間町2F「ICNspace」

アクセス:
JR静岡駅から徒歩約10分。JR静岡駅北口から呉服町通りを直進し、七間町通りを左折し約150m。

詳細: https://www.facebook.com/events/772354086173920/

2015年2月6日金曜日

2月3日活動レポート

◎内容
①トークセッション
②搬入・搬出
③展示会準備
④アンケート
⑤ムービー・記録
⑥オープニングパーティー役割
⑦冊子

今回は展示会前最後の部活となりました。今年度の集大成となる展示会に向けて部員の士気を高めるとともに運営の最終確認を行いました。
  安武先生や会長から展示会を行う上での必要なことや心構えを教えていただきました。
全体でのMTGが終了すると、パネルやバナーの最終準備、備品の確認、運営スケジュールの見直しを行いました。


今回の活動は展示会前の最終チェック及び備品準備が主な活動ではありましたが、部員同士でサポートし合い、運営計画を完成させていけたと感じました。部員全員が展示会を必ず成功させたい意志を持ち、一つの目標に向かって工夫し合う姿を誇らしく思います。この努力の成果を展示会にてご覧いただければ幸いです。

ビジュアルデザインコース2年 松田美沙