2015年6月27日土曜日

6月22日の活動レポート


◎内容
①本の発表
② UX名古屋
③安武先生から


今回はミーティングの時に一年生が補講で居らず、人数が少ない状態で始まりました。
最近一年生が入って賑やかだったのでなんだか少し寂しい気がします。



一番初めは恒例になってきた二年生からの本の発表です。
今回は野田、西村、前嶋が担当します。



発表の時は緊張していたようにも見られましたが、前回の反省を活かし一目で人に伝えられるように図解が工夫がされているようでした。しかし今後も大きい課題として「要約をするのではなく自分はどう解釈したのか相手に伝えるか」が残っているように感じます。
また、わかっていることを分かりやすく伝える一つの手段として「自分の体験を例えにして説明すると分かりやすい」というアドバイスもいただきました。
自分が本の発表をする時は自分なりに噛み砕きわかったことを相手に伝えるということが大切なんだと感じました。




また、発表をした人の中の一人に今回の発表はどうだったかと質問したところ自己評価が低く、「自分の伝えたいことが緊張してうまく伝えられなくて悔しかった」との感想が出ました。
緊張した理由として、みんなの前で発表する機会がないので慣れていない、先輩たちなどに改めてじっくり発表を聞かれることでさらに緊張してしまうという2点があるようです。



次に松田先輩と渡邉先輩から6月20日に行われたUX名古屋についての感想を聞かせていただきました。




松田先輩はUX名古屋に向かう際、CJMについての曖昧な認識を持った状態から正しい知識を得たいという明確な目的を持って臨んだと仰っていました。
「グループの中で初めて参加する人を自分に見立て、一歩引いた視点で全体を見てみると、最初に出ていたポイントが表面的に見つけやすい部分の要素ばかり出ていることに気が付いた。一歩引いた視点だからこそ、チームがユーザーが何をしようとしているか、という本質的な部分を見失っていることに気付くことができた」とお話して下さいました。




渡邉先輩からは「UXを考える手法に正解はなく、CJM自体が目的なのではないということを身をもって体験し、理解することができた。また、「人の背景を見て人の行動を改善する」ということに意識を向けるべきだと思った。」と感想がありました。







安武先生からは日曜日に行った情報の構造化ワークショップについてのお話がありました。「今まで覚えたことをリセットして、もう一度考え始めるきっかけとなるWSでした。詳しくは体験者に聞いて下さい。」ということでした。今回は時間も押していた為補足程度の話でしたが、


どの外部活動も概要を聞くだけでなく、実際に体験した人に話を聞くことにより、文章にできない微妙な言葉や感情なども聞くことができるので、とても大切なことだと思いました。
今年度から行っている、先輩から後輩まで集まる「3510ランチ」や部活が終わった後などの機会を使い、どんどん聞きに行きたいです!

ビジュアルコース2年:田尾柚花

2015年6月24日水曜日

情報の構造化ワークショップの活動レポート

6月21日、はこだて未来大学教授の原田泰先生をお招きして「誰のためのドキュメンテーション?」と題した情報の構造化についてのワークショップを行いました。
今回のワークショップでは未来デザイン研究会から14名、成安造形大学から4名、計18名の参加者が集まり、大学同士での交流も含めながらの開催となりました。

成安造形大学の皆さんとも打ち解けて、各グループから笑い声がちらほらと。未来研ばかりの場の中で些か緊張が伺えた成安の皆さんも、グループの明るい雰囲気にほっとした様子でワークショップに取り組んでいました。

「誰の為の表現なのか?」「誰が理解するための構造化なのか?」ワークショップのタイトルである「誰のため」かを念頭に置きながら進行していきます。参加者の中にはRTD経験者も多く、今までの自分のドキュメンテーションを振り返りながら原田先生のお話を聞いていた者もいたようです。
参加者のメモも形は様々。手持ちの手帳、ノート、バインダーのA4用紙…「自分の理解のため」の記録が行われていきます。

どのチームもアクティブなメンバーが多く、グループ作業では多くのチームが時には席を立ちながら、活発にディスカッションをしている姿が印象的でした。誰かの一言が会場全体の笑いを誘うことも。



終始笑顔の原田先生。先生からは「面白い」「楽しい」という言葉をたくさん頂きました。参加者からも同じ台詞が出てくるのは、良い学びがあった証ではないでしょうか。

沢山のA3用紙を使っては壁に貼付ける形をとった為か、ワークショップが終盤にさしかかる頃には壁が一つの作品のようになっていました。この中に、今回の学びがぎゅっと詰まっています。

記録者を担当したメンバーからは
「内容を進めてはシェアを繰り返し、情報共有をする時間を大事にしていると感じた。今回はRTDを知っている・実践している人がメインに集まったが、内容としては一般の方にも理解しやすいワークショップではないかと思った。」
「効率を考えてグループワークを進めていたチームは時間配分良く進んでいたけれど、内容の共有が個人にまで行き渡っていない部分が少し見受けられた。時間のかかっていたグループは理解の共有の促進に時間をかけ、ディスカッションが活発に行われている印象があった。」
との感想がありました。参加者側ではなく第三者としての視点からワークショップを見ていた二人でしたが、ワークショップの進め方自体への学びもあったようです。
4時間という短い時間の中でしたが、それぞれが思い思いに学びに集中し、楽しむことのできた非常に良いワークショップになったと思っています。情報・知識としての学び、そして外部の方と会話することで生まれる学び、二つの学びが今回のワークショップでは生まれていたように思います。

原田先生、成安造形大学の皆さん、お忙しい中お越し頂きありがとうございました。大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
また、参加者の皆さんもお疲れ様でした。各自の学びを次に活かし、これからの活動も更によりよいものになるよう、頑張っていきましょう!


ビジュアルデザインコース2年 水谷みなも

2015年6月20日土曜日

6月15日の活動レポート

◎内容

①二年生課題の発表(梅原、大杉)
②学会について(川口、広沢、松田、先生)
③各プロジェクトの進捗報告、MTG
④これからの活動概要

今回は千葉大学で行われた学会の感想や各自のプロジェクトの進捗報告などがありました。





最初に、前回に引き続き2年生の課題である指定図書の要約発表がありました。
初めての全体の前での本の発表に戸惑い、時折言葉を詰まらせる部分もありましたが福士先輩たちがフォローに入りながら無事に発表を終えることができました。






安武先生からのアドバイスとして、みんなに自分たちが何がわかったかを理解させるのが重要であり、そのため聞き手側が見るだけでわかるように絵で描いて欲しいと教えていただきました。

確かに私たち造形学部の強みの一つにアイディアをスケッチとして描き起こすというものがあります。そこを活かし相手にものを伝えるということを今のうちに鍛えておくということもとても重要であると感じました。

また本の発表自体も部員をユーザーとすればUXの考えを反映できる、UXの考え方の練習にもなるとの話もありました。





川口からは「デザインとは、制作から販売までで終わるものではなく、ユーザーがモノを使ってどう変わって行ったのか?までがデザインであると学びました。また、社会人との懇親会で会話をする体験ができたので次に繋げたいです。そしてサークルの勉強で安心してはいけない、という危機感を持ちました。」




広沢からは学会に関する生々しい話をしてとのリクエストがあったので、プレゼンの仕方についての話も上がりました。「プレゼンの仕方が下手だと誰の耳にも入らなかったです。中でも声が小さい人、聞き手のことを考えて話さない人の発表が耳に入らないなと思いました。」





松田先輩からは「目的が達成されれば手法はどんなものでも構わなく、目的達成が目的であり、どんな過程を踏んでも良いということを再認識しました。学生WSでは学生と社会人の生活環境の違いや目線の違いがあると感じ、その目線と思考の背景に生活があると思いました。またこの辺が観察において重要なのでは?と考えました。」






安武先生からは学会に行ってない人に向けて学会に行ったことの目的や「学会チームの感想は得る物が多いので是非感想を聞いて欲しい」ということもありました。

私も学会に参加させていただき自分の勉強不足を痛感しました。またデザインを一人でする時代や一つのことだけを極めていればよかった時代はもう終わったと学会に参加したことで強く思いました。








各プロジェクトの進捗報告では頭で考えるだけで形にしていないグループより、なんとなくでも良いのでアイディアや分析をアウトプットして模造紙などにまとめているグループがとても印象に残りました。

今回のサークルの目標としてもダーティプロトを発表するということになっていたので、そういったアイディアを形にすることはサークル全体での情報共有の時に大いに役に立ちますし、自分のグループは前回何をやっていたのかとすぐ見返すこともできるので重要だと思いました。






サークルの最後に今回のプロジェクトの進捗報告があり、全体としてはサンプルの抽出などの情報分析をしていました。
最後のまとめで課題をみんなに見えるようにする、情報を一望できるようにするとのお話もいただきました。


私はついつい付箋などを重ねて勝手に関係性などをつけ、まとめた気になりそれ以上考えようとしないところがあります。だから全てを疑ってかかるという点でも一度全部を並べてみることで情報の整理することはとても大切だと思いました。



たくさんのプロジェクトが一度に動いているのでサークル内の情報共有がこれからはとても重要となってきます。
なので自分の参加してるプロジェクトの疑問点を潰しつつ分かりやすい共有を心掛けたいです!


ビジュアルコース2年:田尾柚花