2015年6月24日水曜日

情報の構造化ワークショップの活動レポート

6月21日、はこだて未来大学教授の原田泰先生をお招きして「誰のためのドキュメンテーション?」と題した情報の構造化についてのワークショップを行いました。
今回のワークショップでは未来デザイン研究会から14名、成安造形大学から4名、計18名の参加者が集まり、大学同士での交流も含めながらの開催となりました。

成安造形大学の皆さんとも打ち解けて、各グループから笑い声がちらほらと。未来研ばかりの場の中で些か緊張が伺えた成安の皆さんも、グループの明るい雰囲気にほっとした様子でワークショップに取り組んでいました。

「誰の為の表現なのか?」「誰が理解するための構造化なのか?」ワークショップのタイトルである「誰のため」かを念頭に置きながら進行していきます。参加者の中にはRTD経験者も多く、今までの自分のドキュメンテーションを振り返りながら原田先生のお話を聞いていた者もいたようです。
参加者のメモも形は様々。手持ちの手帳、ノート、バインダーのA4用紙…「自分の理解のため」の記録が行われていきます。

どのチームもアクティブなメンバーが多く、グループ作業では多くのチームが時には席を立ちながら、活発にディスカッションをしている姿が印象的でした。誰かの一言が会場全体の笑いを誘うことも。



終始笑顔の原田先生。先生からは「面白い」「楽しい」という言葉をたくさん頂きました。参加者からも同じ台詞が出てくるのは、良い学びがあった証ではないでしょうか。

沢山のA3用紙を使っては壁に貼付ける形をとった為か、ワークショップが終盤にさしかかる頃には壁が一つの作品のようになっていました。この中に、今回の学びがぎゅっと詰まっています。

記録者を担当したメンバーからは
「内容を進めてはシェアを繰り返し、情報共有をする時間を大事にしていると感じた。今回はRTDを知っている・実践している人がメインに集まったが、内容としては一般の方にも理解しやすいワークショップではないかと思った。」
「効率を考えてグループワークを進めていたチームは時間配分良く進んでいたけれど、内容の共有が個人にまで行き渡っていない部分が少し見受けられた。時間のかかっていたグループは理解の共有の促進に時間をかけ、ディスカッションが活発に行われている印象があった。」
との感想がありました。参加者側ではなく第三者としての視点からワークショップを見ていた二人でしたが、ワークショップの進め方自体への学びもあったようです。
4時間という短い時間の中でしたが、それぞれが思い思いに学びに集中し、楽しむことのできた非常に良いワークショップになったと思っています。情報・知識としての学び、そして外部の方と会話することで生まれる学び、二つの学びが今回のワークショップでは生まれていたように思います。

原田先生、成安造形大学の皆さん、お忙しい中お越し頂きありがとうございました。大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
また、参加者の皆さんもお疲れ様でした。各自の学びを次に活かし、これからの活動も更によりよいものになるよう、頑張っていきましょう!


ビジュアルデザインコース2年 水谷みなも

1 件のコメント:

  1. 解りやすくまとめていただきありがとうございます!
    近日中に宿題、まとめます(汗)

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