2014年6月25日水曜日

6/24 第5回mirai Conference



今回の講師はCMプランナーである望月伸晃様です。


司会進行は2年袴田です。



まず始めに望月様の紹介です。

千代田工科芸術専門学校を卒業後、テレビCMをはじめとした広告映像コンテンツを作成する株式会社アンテロープにて、代表を務めていらっしゃいます。

静岡県民なら誰でも知っている「ハマイン」「望月商事」「富士サファリパーク」「富士山こどもの国」など様々なCMを作成していらっしゃいます。

詳しくは下記のサイトを参照してください↓↓

(株)アンテロープ HP:http://shizumatch.jp/?p=3012




次に望月様の講演内容についてのお話です。

14分間の望月様が作成されたどれも有名なCMの数々を見せていただきました。







続いて、CM制作の裏話を話してくださいました。

「ハマイン」では道端で女子高生に声をかけてハマインに誘うというシュチュエーションが危険なイメージをもたれるため、ハマインに誘う俳優さんの肩に鳥を乗せようということになり、そこからハマッピーが産まれたそうです。美術さんに作ってもらったところ、最初のハマッピーはこんな感じだったそうです。美術さんがこのハマッピーをもっと可愛くして作ってくれたのが今のハマッピーになりました。今回望月様がCM作成でも使用された本物のハマッピーを持ってきたくださいました!

美術さんがこのハマッピーをもっと可愛くして作ってくれたのが今のハマッピーになりました。今回望月様がCM作成でも使用された本物のハマッピーを持ってきたくださいました!本物ということでみなさん興奮していました。

他にも様々なCMの裏話を面白く教えてくださいました。「国際オートパーツ」のCMで流れる「♬たいやきたいやき食べるのどこからあたまから?」というCMソングはなんと望月様本人が歌っているそうです!
CMソングは様々な種類の曲を作り、その中からお客さんに選んでもらうそうです。


また、CM制作、デザインについて大切なことを教えて下さいました。

ひたすら作り続けることが大事。やってみてわかる。やってみないとわからない。
うまくいっている人は皆時間をかけてやっている、時間をかけないと得ることもできない。

またアーティストとアルチザンの違いも教えてくださいました。

アーティストは自己の発想で手の平(デリケート)で仕事をしている。アルチザンは他社からの依頼で手の甲(ぶつかっても痛くない)で仕事をしている。アーティストは赤ちゃんでアルチザンは大人だが、最近は大人への変わり目が早く、すぐに大人になってしまう。どちらがいいという話ではないが、デザインはどれだけアーティストの部分を残すかが大事。若いならワガママな方をやってもいいんじゃないか。



という内容のお話をいただきました。続いて質疑応答の時間がやって参りました。

内容は以下にまとめました。



Q.1つのCMを作るのに何人体制ですか?

A.のべで言ったら20〜30人です。自動車学校ランクになると企画から動き出す人が3、4人、撮影編集に関わってくると20〜30人です。アイデアに関しては人を増やしません。人を集めてもまとまらない。いろんなアイデアを供有する時もあれば3、4人でやる時もあります。コミニュケーションがとれないとダメ。それはすごく大事。

Q.クリエイティブのコツってなんですか

A.演出コンテ、ロケハンの写真に何秒で小道具がどれくらい必要か、どんな機材を使うか、演出プラン、30年以上やっていますが未だに細かく作っています。なぜかというと、どんなに信用しようが安心しようが、人はコミニュケーションをとるのをやめると(クリエイティブは特に)100%破綻します。常に伝わってないんじゃないかと思い続けたほうがいい。コミニュケーションを拒絶して仕事するのはCMではダメ。
サファリパークの岩が喋る、そんなことあるわけない。というような人を幸せにするうそ、気持ちいい裏切りをどこに気がついていくか。


質疑応答によりさらに深くお話を聞く事ができ、無事に講演会を終えました。
この講演会に携わった大勢の方々、お疲れさまでした。講演会に来てくださった方々からからは、また参加したいという声を多く頂き大変好評でした。





次回のクリエイター講演会もお楽しみに!


ビジュアルデザインコース2年木田優衣




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